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そこらへんによくいる56歳の日記

肝臓が悪いが真行寺弘道シリーズの最新話読みました

肝臓に関する各数値が、余命三か月みたいな数字なんですが…

検査中です。

巡査長 真行寺弘道シリーズの最新話、インフォデミック 読みました。

 

コロナの自粛要請の中で大規模音楽フェスが敢行されようとしている。フェスを止めろ!いや止めなくていい?敢えて関わることを要求された巡査長真行寺。

with コロナ時代に個人情報が管理されるのはしかたない、個人情報を差し出すことによって、逆に集まる自由や移動する自由が確保されるという矛盾…。

フェスはアプリをダウンロードした人しか入場できないシステムになっている。開催できるのは喜ばしいが… もんもんとする自由を愛する巡査長の頭の中に、誰が誰にうつした、なんてことは調べるべきじゃない、という引くべきラインがクリアになる。感染した人をすばやく隔離したり、疫学的に感染ルートを特定することと、感染源を悪意のある個人・集団とみなして罰するのは違うんだ、と。

現実でも、もう始まっている。

横浜の眺めのいい温泉施設はLINE会員になり個人情報登録している人しか入場できない。夏フェスとかは、コロナの前からチケット転売防止のために当人であることを証明するチェックは厳しくなっていた。Go To Travel は、割引して観光業を盛り上げるというよりも、割引を受けるためには身分証を呈示して割引元の自治体に在住していることを示さなきゃいけないので、「認証される」ことに慣れてもらう、的な意味合いがあるのかな?と感じる。

巡査長シリーズでは、すでに、今回も登場するソフキンことソフト・キングダムというIT企業が、おまごさん(介護ロボット)やおつれさん(AIBOみたいの)を使って個人情報を収集したり、個人の行動を変えるような働きかけを行ったりしてるというのを描いているので、現実が追い付いてきつつあるが…。

このシリーズの中で、巡査長が心配するところのモラルは守られるのか?を、リアル一般人も真剣に考えなければいけないフェーズに入ってきていると感じる。自粛警察なんてものこそ、自粛すべき点ではある。

 

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話は変わるが、あちこちの本屋行ってみて思うことは、どの店も過学習…。

コアなファンがいて大多数の人に理解されるわけではないジャンルほど、ファンは確実に買ってくれる、そこに本屋は寄りそう!という主張がみてとれる。

それはそれでいいと思うんだけど…

大多数の人が理解できて売れる本 が置いてない、というのが顕著、なんか不便です。