よくいる57歳の日記

そこらへんによくいる56歳の日記

パラリンピック開催

 

わたしは足がめちゃくちゃ横が広くて、ぶかっこうなのだが、一度、「どうしちゃったんですか?その足?病気したんですか?ケガしたんですか?」と面と向かって言われたことがある…。

 

いえ、普通に成長してきてこの足だし、病気も怪我もしていません。治してほしいといっても医者は相手にしてくれないし、痛くも痒くもないし。走るのは遅いけど、この足のせいではないと思いますが?

とか、面倒くさいので言わなかったけど。名前も、顔も、どういう知り合いだったのかも覚えていない。

 

何十年も前のことなので、その後、言った彼女も、自分が思っているほっそりして土踏まずのアーチもしっかりある足の女の人ばっかりじゃないと気付くのにそう時間はかからなかったはず... あのとき変なこと言っちゃったな… とある時点で思ったことでしょう。

 

母親が、大腸がんでストーマだった。

ストーマであること自体が可哀そうとかは全然思わない、医学のありがたみを感じる。ただ、お腹に穴をあけてるわけで痛そうだなって思う。実際に痛いわけないのは分かっているのだが、自分が注射とかにもビビりなので、そう思ってしまうのだ、という話をしたことがある。母親は、? 手術したおなかのなかのほうが、2,3年は痛い感じだったけどねーといってた。

 

今ふりかえると、自分のことだけど、これって、どうしちゃったんですか?その足?といった人とたいして変わらない脳みそじゃないか?と思う。本人が痛いっていってないのだから、痛くないのである。

 

差別しないとか偏見を持たない ということは、相手の障害などを理解するってことじゃない。知ることは必要最低限だけど。理解できるわけない、わかったふりしないでほしいという人も多いと思う。大事なのは自分の感じ方や考えには、思い込みである部分が非常に多いと認識すること、だと思う。あと、ありきたりだが、人はひとりひとり違う、ということを心から理解すること。

 

今日は東京2020パラリンピックの開会式、コロナ感染状況も少し拡大は収まってきた...。なんとか無事に最後まで終わりますように。