よくいる57歳の日記

そこらへんによくいる56歳の日記

犯人… 能力を別のところに使ってほしかった

まだ安倍さん亡くなって12日しか経ってないのに、

★ 犯人 動機の供述、直前に出した手紙や、手紙で明らかになったTwitterアカウント

★ 岸田内閣 戦後2回目の国葬を計画

★ 統一教会側からやたら積極的な発言

… 小説みたい…。

 

犯人は… 辛い過去ではあるが…。

統一教会被害や悪質ネットワークビジネスを撲滅するための言論を展開するとか(手紙を出したブログ主さんのように)、病気の子供を支援する活動とか、、辛い思いをぶつける方向たくさんあったと思うし、それだけの能力も持っているようにみえる。なのに、なんで?

銃刀法に違反し人を殺すというカルトな方向でしか自分を救えないと思ったのか?

破滅的な傾向に身をゆだねるのは、自分を苦しめた巨額献金の母親や統一教会という団体のやらかしてることと同じことする、ってことじゃん。

それでいいのかよ!? と、後の祭りのむなしい思い…。

 

追記 --- 7.22

犯人が出した手紙の全文を読みましたが…

―――― 以下 犯人の手紙前半部分

ご無沙汰しております。「まだ足りない」として貴殿のブログに書き込んでどれぐらい経つでしょうか。

私は「喉から手が出るほど銃が欲しい」と書きましたがあの時からこれまで、銃の入手に費やして参りました。その様はまるで生活の全てを偽救世主のために投げ打つ統一教会員、方向は真逆でも、よく似たものでもありました。

私と統一教会の因縁は約30年前に遡ります。母の入信から億を超える金銭の浪費、家庭崩壊、破産…この経過と共に私の10代は過ぎ去りました。その間の経験は私の一生を歪ませ続けたと言って過言ではありません。

個人が自分の人格と人生を形作っていくその過程、私にとってそれは、親が子を、家族を、何とも思わない故に吐ける嘘、止める術のない確信に満ちた悪行、故に終わる事のない衝突、その先にある破壊。

世界中の金と女は本来全て自分のものだと疑わず、その現実化に手段も結果も問わない自称現人神。

―――― 

同じカルトに陥るのも承知の上で生きてきたのか。

引用部分の最後のほうでなんとなく察するが、お金のことだけでなく、母親はおそらく男女関係でも統一教会にからめとられて、子供を意図的にないがしろにしていたのだろう。あなたが大事というために、ほかを下げる、というのは個人的に一番きらいな行動だが、それを自分の子供を下げるほうにしてにやってたんじゃないか…。おぞましいことであるが。社会通念で許されるのは自分の子供を上げるほう=親ばか。

20歳も超えたら親はもうどうでもいいじゃん的な批判も承知の上で、世間から納得されやすい金銭問題を前面にだしているが、犯人を含む三人の兄弟たちが意図的に存在をないがしろにされ生きていけないほどに軽く扱われてきたことのほうが問題としては大きいのだろう。

怒りもわかる、わかるよ…。わかるよ~ でも、この結末は救われない。