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『お寺の日本地図 名刹古刹でめぐる47都道府県』

お寺の日本地図 名刹古刹でめぐる47都道府県 (文春新書 1309) | 鵜飼 秀徳 |本 | 通販 | Amazon

 

気になっていた新刊を手に入れて、ちらりちらりと読んでいる。

タイトルの通り、47都道府県にある寺院をそれぞれ一つ選んで紹介。

細切れに読んでも問題ないので、まとめて読む時間のない人でも読める。

 

著者は若い仏教者兼ジャーナリストだけど、宗教に限らない地方史の解説としても読める。

 

神奈川県は建長寺、千葉県は法華経寺...

東京は、浅草寺でも芝増上寺でも築地本願寺でも深大寺でもなく、

東村山市 正福寺 …

室町時代地蔵堂の痕跡が発掘されているそうです。

 

4月に行った、戦国の城、滝山城城址(八王子)といい、武蔵野の歴史は西東京に残っている。西東京、改めて行ってみたい。

 

掲載されている寺院のHPなどをちらっとみると、6月は沖縄戦戦没者法要をされているところが多い。特に、誰に何を訴えるわけでもなく、大切な追悼の日として予定されている。政治家こそが、宗教施設と関係なく追悼すべきだと思うのだが、偉そうにしている何人かの政治家のことをおもいうかべると、故人を悼むという能力が欠落した、自分より弱いものに力を誇示することしかできないジャイアンみたいなやつばっかりで、途方に暮れる。しかも、終戦記念日には、自らを正当化するための宗教施設には反対意見を敢えて踏みにじるように出向くしまつである。