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『カルラ舞う! 湖国幻影城編』

今週のお題「一気読みした漫画」… ですが

 

2年前に完結して単行本化していたこの漫画を、今頃読みました…。全4巻。

 

カルラ舞う!は35年くらい前から断続的に続いている、迦楼羅神教38代当主の扇翔子、舞子の双子の姉妹(高校生)が主人公の「サイキックホラー漫画」。

湖国幻影城編は、翔子の恋人、白妙くんがアメリカで難病を治療してかえってきたが、白妙くんの実家のサイキックな人々が大暴れして、その一族がお祀りしていた巨大な白蛇がでてきちゃったけど、なんとかなった、という話。(?いや、本筋はもっと別にあるが…ネタバレにならないからこの程度にしておく)

 

白妙くんは、多重人格障害なのはわかっていて、もう一人の粗暴な人格、白夜は白妙のほうが主として統合された、という経緯をえて、アメリカに行ってた。

でも、アメリカから帰ってきたら、今まで引っ込んでた臆病な少年の人格=白が本当の体の主である、とわかってしまい、帰国後の大騒ぎの中で、白妙はみずから白と融合していなくなってしまって終わる…という… なんか、腑に落ちません。

 

最近、流行ってる『ミステリというなかれ』って漫画(連載中)で、今、主人公 整(ととのう)くんが親しくしている女性は多重人格障害の「主でないほうの人格」で、春には治療で統合されていなくなってしまう、という設定。

いなくなる…考えただけで哀しい…。と思っていたのですが。(こちらも本筋は別にあります。)

 

今まで、白妙が体張っていろんなことやってきて、活躍が認められたからアメリカで最先端医療を受けることができて体は治した…(漫画なので)。その結果、白妙が消えるって。...なんか、なんか、腑に落ちない。

 

白妙は神のために死なねばと思ってしまう自分より、人が死ぬことは耐えられないから引っ込んでしまった少年、白のほうがマシなんじゃないか、と考えている。このシリーズの前の作品の中では、病気が治ったら動かない体を動かすためのサイキックな能力はどうなるのか?それが失われたら、邪法と戦う翔子ちゃんを守ることなんてできるのか?とめっちゃ悩んでいる。→ 漫画の筋書き的には、白妙がみずから翔子ちゃんと別れる、いなくなることを選択する=「回収」されたけど。

 

『ミステリというなかれ』で、らいかさん(副人格の頼れるお姉さん)が統合されて消えてしまって、主人格ではあるが歩けないと思っていてずっと車椅子でぼんやりしているちや子さんだけが残る予定って、治療とはそういうものですかね? 

 

・・・ そういうものなのだろう。そういうものでなければならない、のはわかる。

でも、漫画の中だけど、翔子ちゃん(カルラ)や整くん(ミステリ)のことを想うと、超絶哀しい。現実には、多重人格の副人格と恋愛なんて起きないのだろうけどね。

 

永久保貴一作品は、古代史、実はこうなのでは?といった感じなので、古代史に興味があれば、それもありなのかも!と楽しく読めるし、興味がなければ名作「スケバン刑事」みたいなアクション漫画として楽しめる。

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漫画に出てくる湖とは琵琶湖のこと

湖…
長野の諏訪湖
富士山のところの田貫湖
神奈川県の相模湖、くらいしかみたことがない。

 

 琵琶湖は大昔、比叡山の上から下に真っ黒にしか見えなかったけど観たことだけはある。(修学旅行で、当時、比叡山が宿泊施設をやっていたようなので泊ったときの記憶。食事は精進料理だったです)
一度、京都に水を送っているという、疎水の入り口をみてみたい。
湖だけど、大津港という港がある。

 

【裏】現在の大津港の様子 ライブカメラ 滋賀県 琵琶湖

 https://youtu.be/jx9S6eYZbTQ

 

水の音まで聴こえる…  こういうライブカメラの映像って、旅に誘うのか、旅をしなくても家からあちこちを楽しめる、となってしまうのか?どっちなんだろうね??

 

びわ湖疏水船【公式】 (kyoto.travel)

 

船がある…乗ってみたい。