よくいる57歳の日記

そこらへんによくいる56歳の日記

京都日帰りして反省会3

水船は… 非常に満足。また春に乗りたい。反省はないので省略。

京都に向かって疏水のすぐ左側に天智天皇陵を囲む塀がずっと続く箇所があり、ちょっと驚きました。こんなところを掘るなんて、いまだって宮内庁からNGがでそう。いかに思いつめた末の事業だったのかわかります。

蹴上(けあげ)って場所について船をおります。天皇陛下が疏水に来るという話があって貴賓室を作ったけど、疎水を船で移動すると、庶民が天皇を見下ろしちゃうからだめってことで来なかったそう。蹴上には一度も使われなかったオシャレな貴賓室がある。

そこから建築技師の像とか、素晴らしい紅葉をみながら山下ってく...と南禅寺の境内に自然と出てしまう…。いきなり ザ・観光地に。疎水船も観光客しかいないんだけど、12人しか乗れないし、水道として使われているので飲食も不可、幅がないのですれ違うこともできないので水上には時間帯毎に1船のみ、オタクの楽しみ的な感じだった。

南禅寺は…若い人だらけである。みんな着物着てる。地元の人も紅葉狩りにくるらしく、子供を連れた若いお父さんなんかもいっぱいいる。ブルーボトルコーヒーは子連れのままさんもたくさんいた。怖いほどきれいといわれる南禅寺のもみじはそのとおりだった。もとより寺ではなく、天皇離宮だったから風光明媚な地に建っている。

そこからダラダラと平安神宮みてバスに乗ろうと鴨川沿いを歩いていく。知恩院の出口あたりで男子高校生3人が鴨川にダイブして遊んでいた。知恩院はたどり着くまでの細い道が長すぎで行かず。京都御所をはさむように、左手の下には本願寺、右下には知恩院、念仏は天皇中心のこの世に対するカウンターカルチャーとして京都の町に今もガチでポジションとってる…と思った。

皇居(江戸城)に天皇がいると明治以降のてんのーばんざーい な軍国主義を思い出させるから京都御所におかえりになったらいいのに…と思っていたが、京都は京都で、権力みせびらかしボードゲームみたいな町並みがガチであって、京都御所はその中心に存在している。帰るなんて無理なんだなーと思った...。