運航は春と秋のみなので、行ってきた。
南禅寺の水路閣、山村美紗 赤い霊柩車シリーズでおなじみのこの上には疏水からの水が流れている。
疏水で船による物質の運搬は昭和26年には途絶え、60年ぶりに平成30年、観光船が就航。
出発点、大津には、江〜姫たちの戦国で、水川あさみが演じた好きな人に嫁ぎたかった初さんと京極高次が住んでた大津城があったが、関ヶ原の際、京極は西方だったが寝返って東についたので、西の軍勢が押しかけ奮戦するも開城。東勝利後、開城はしたが落城しなかった縁起の良い城として大津城の天守は彦根城に移築され、敵を引きつけ主戦場の助けになった功績で京極さんは初代若狭小浜藩主に。
疏水船乗り場近くに三尾神社という伊弉諾の尊を祭神とした神社があり、入り口に、
車馬を乗り入れぬこと
魚鳥を取らぬこと
竹林を切らぬこと
と書いた看板があった。馬とは‥いつ書いたんだろうね?柵の石柱の奉納は明治の日付でした。中に入らなかったが、ここは兎の紋を使う珍しい神社なのだそう。
ガイドさんがついてあれこれ解説してもらえます。春の桜にまた行きたいかも。2400メートルのトンネルをくぐり、短いトンネルを何本かくぐり、天智天皇陵のすぐそばを流れ、蹴上で降ります。
天智天皇は大津に都をおいていろんなことをやっていたのだが、病気になり行方不明になって靴だけが発見された場所を墓所とした、とガイドさんがいってた。普通に大津宮で病没したという説もある。中臣鎌足が、まだ中大兄皇子だったころの天智天皇が蹴鞠をしていて靴を飛ばしたのを拾ってあげて、二人は知り合い、乙巳の変につながっていったという話が日本書紀に書いてある。靴というのはシンデレラとかいろんな昔話にも出てきて意味深である。