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木彫り熊の申し子 藤戸竹喜 アイヌであればこそ 東京ステーションギャラリー

仕事の作業日程の都合で、近代美術館と東京ステーションギャラリーに同じ日に行こうと思っていたのを変更して、今日、東京ステーションギャラリーのほうだけ行ってきた。

 

木彫り熊の申し子 藤戸竹喜 アイヌであればこそ | 東京ステーションギャラリー (ejrcf.or.jp)

 

藤戸竹喜の展覧会。

熊を沢山彫った人なのだろうが… 昭和の仏師だと思う。アイヌの人々は、自分たちを生かしてくれる動物や自然を神と考えているというしね。

いのちが生まれて死んでいく、形ができて消えていく… 鼻っ面の前をなにかの気配がかすめていくような気がして気持ちが乱れるので、あんまりじっくりみれなかった… 家で思い出し鑑賞する…。 

川の中で鮭を捕る熊、川の流れまで刻んでるが、荒々しくなく柔らかい。

凄い彫刻家って、木を選ぶところから違うんだよね。選んでないのかも、出会ってるだけかもしれないけど。ただ、鉞でかちわってきた木というが…。デビッド・ナッシュもそんな感じにみえた。

彫刻刀→足に刺して怪我するだけ、木→自分ではらった枝に自分で躓いて骨折 って人もこの世にはいるのだが。(^^; 

帰りは皇居の周りをぐるっと回って、国立劇場のあたりを曲がって半蔵門から電車乗った。天皇をすーはいする団体の建てた和気清麻呂の像と、関東大震災を生き延びたイチョウの前も通った。和気清麻呂が何した人なのか眞子内親王は知っているのだろうか?