「死霊」は、ロシアがあんなことしてるときにとても読んでられないので、
いったんやめ。
葉室麟の
死後に発見された小説 「約束」 と
随筆集 「柚子は九年で」
エロくない舟橋聖一 「悉皆屋康吉」
大学生のころ文庫本買って読んだけど、すぐ無くして、知人に貸してといわれたけど、無くしたといって、なんか、読んでないのに読んだといったうそつきの人みたいになってて…。その後、引っ越ししたりいろいろしたけど、どこからも出てこなかった。35年ぶりに再読。昔、舟橋聖一だけどエロくないな、と思って読んだけど、このたび借りた本のカバーには 「戦時下に書かれた昭和文学の金字塔」って書いてある。大げさじゃないか?
エロくない理由は戦時中にエロい小説なんか書けなかったんだな、と納得。で、読み直したらエロくはないけど、仕事真面目だけど女房になった女には妙な執着する主人公の心根がネチネチ描かれていて、やっぱり舟橋聖一だな~。