よくいる57歳の日記

そこらへんによくいる56歳の日記

エコ

洋服が南米やアフリカの砂漠に捨てられているらしい。

先進国から輸出された服→ 輸入した国で古着として販売→ 売れ残りを不法投棄という構図らしい。買いに来る人には安くて助かる、と言われる値段で売り、売れ残りを大量に捨てても儲かるほど安く輸入できるということだ。

エコと思って回収に出している服も、砂漠に不法投棄されているかもしれない。

アフリカの数か国が古着の輸入を禁止しようとしたら、アメリカから圧力をかけられて、禁止できなかったそう。その理由が、アメリカで廃棄物が増える、ということだそう。酷いね。

この度の原油価格の上昇と資源価格の高騰で、国際的な運送料も値上がりしそうだというが、今までのように売れないような服まで輸入するという商売は成り立たなくなるレベルまで運送料は値上げしたほうがいい。おかしすぎるよね…。

先進国の人間は洋服を買いすぎだというけど、日本の一個人の感想としては、結婚式に出席するならこんな服にしろとか、仕事に来るならだらしない服を着るなとかいろいろ言われてたら、服の数はおのずと増える。買いたくなくても買わなければならない。空気よんであわせろ的な社会がもう少し変わらないとどうにもならない。

北京オリンピックの開会式は胸をすくゴミの少なさだった。床がカラフルになっても映像で、布や板を敷いていないので、ゴミが少ない…って観ててわかった。極めつけは、わざわざ変な聖火台つくらないよ、というトーチを使いまわした聖火台。

東京オリンピックの開会式もそうだったが、だいたいのイベントは、ゴミ出し放題。個人はこんなに必死で生ごみを土にうめたり、食品ロスださないようにしたり、資源ごみを分別してリサイクルの妨げにならないように気を使っているのに、なんで?と溜まりにたまってたストレスが、一気に解消していくような、北京オリンピック開会式だった。チャン・イーモウ監督ありがとう。