昨日、東京国立博物館の特別展 琉球 いってきました。
久しぶりのトーハク。
古墳時代の小さいが透き通ったすごく現代的なガラスの玉が展示されていた。技術高かったんだね。
15世紀から16世紀にかけて、アジアと交易を繰り広げた尚王朝。それより以前のグスク時代から、中韓はもちろん、ローマ帝国、トルコ、インドネシアから持ち込まれたものが発掘されているし、外交文書も保管されている。
王朝時代の酒や食事を載せる台などは、みんな琉球漆器で朱塗りなのだが、沖縄の赤はかわいい。
沖縄戦の直後、今はない円覚寺の焼け跡から掘り出された仏像の痛々しさと、掘り出した人の気持ちを想うと切ない。戦争は、ほんとにまったく何も良いことがなく、心の傷だけを残す、と思う。
城間 清豊(ぐすくま せいほう)さんの描いた白澤の絵が、展示されていないのに絵葉書で売っていたので買ってきた。
白澤…アマビエと同様、国が良くなる時に現われる妖怪的なもの、なので展示してないのに葉書にしたんだろう。
監視員さんが、展示室の人数をカウンターでカチカチやって数えてて、アフターコロナは疲れるな、と思ってしまった。(入場制限をかけるために数えているのだろう)