よくいる57歳の日記

そこらへんによくいる56歳の日記

世界遺産富士山 構成遺産 『白糸の滝』『人穴富士講遺跡』

表題の世界遺産に行ってきました。4/16(sat)。

というと大げさで、富士宮市上井出に親の墓があるので、墓参りのついでに寄っただけ。墓苑は通常の年だと、連休あたりに桜が満開になってた気がするが、今年は早くて16日時点でさかんに散っていた。小雨が降っていて朝霧高原という呼び名もあるだけに、濃霧につつまれていた。

田貫湖湖畔の誰も座っていない椅子↓ 桜が座ってた。合羽を着た釣り人は湖岸にたくさんいた。湖岸管理の施設が、合羽や大きい傘を貸してくれるらしく、「田貫湖」とでかでか書いてあるのを使っている人多数。ここは天気がいいと富士山がでかでか見えてキャンプやBBQができる良いところ。

関東大震災で地形がかわり、近隣の川の水量が減ったために小さな沼を拡大させてつくられた人造湖だそう。水が流れ込む部分が丁寧に作り込まれているのは人造湖だからなのか...。凄い角度で勢いよく流れてくる水路から、浅いプールで遊水されてから湖に入っていくようになっていた。↓ プールみたいなところの動画

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★白糸の滝は、... マイナスイオンってほんとにあるんだ~、神がいる、と思っちゃった人がいるのも納得の別世界。観光用につくられたコンクリのドックみたいなところから至近から観られる。そういう開発をしていない音止めの滝は、変なところから覗くしかできない。なんでも開発しないのもいいことだと思う。これから墓参りのたびに寄ることにする。駐車場代500円。小雨のせいで人もまばらだった。

白糸の滝の動画、写真も動画も上部がもやってますが、霊ではない。

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人穴富士講遺跡は、富士講(富士を崇拝する団体)の聖地だった人穴と呼ばれる洞窟のあるところで、もとは寺だか神社だかがあったのだが、明治の廃仏毀釈や、大東亜戦争のときに陸軍の訓練地として一帯が接収されたりしたため、寺社はあるのかないのかひなびた木造の建物が少しある。世界遺産案内のボランティアの人がいろいろ説明してくれる。3.11で崩れてしまった部分があって危ないのと、コロナの密禁止で、今は洞窟に降りていくことはできない。入り口から覗くだけでも、人ではなく自然がつくった大きい溶岩洞窟のさまがわかる。そして、各地の富士講が、記念に建てた石碑が富士を拝む方向に建っている。

★白糸の滝には富士講創始者長谷川角行が修行したという江戸時代に建立された碑がある。人穴の世界遺産ボランティアの人が強調していたのは、長谷川角行は、富士山には浄土への入り口があって尊いといって修行したけど、彼自身は生きているときは無名だった。死後100年経って、江戸時代の一般人がその考えを認めて富士講は広がった、ということ。教祖が広めたのではなく、大衆側からの共感で成り立ってた。

 

ずっと小雨だったが、御殿場アウトレットモールに寄ったら、忽然と富士山が...。

銀色に輝く… そのうち雲が晴れてこんな感じに。↓

日が暮れて富士山がみえなくなると、今度は月が...。

御殿場アウトレットモールは大人気でいつも混んでいたフードコートが店が少なくなって、みるかげもなくなり、かわりに個別の飲食店が入った棟ができてた。外国語もまったく聴こえない。

冬物のストールとか1本の値段で3本買えちゃう値段で買ったけど、来年の冬までは使えない。

ホテルが開業してたが、インバウンドのお客さんいなくても結構利用されてる感じした。温泉あるらしい。