よくいる57歳の日記

そこらへんによくいる56歳の日記

根岸森林公園

ただただ木のある良い公園。桜と梅の木もあるので、花見もできる。

今はイチョウの木が黄金色、どんぐりや松ぼっくりがたくさん落ちている。もぐらの穴もたくさんある。池もあるし花壇もあるけど、芝生の広場がどでかいので、遊んでいる人やテント型のサンシェードを広げてる人がたくさんいる。いろんな犬が散歩してる。

日本初の西洋式競馬場があったのだが、戦中に、軍港(横浜港かい…)が見下ろせるという理由で立ち入り禁止となり、他の競馬場では軍馬育成の成果という建前で開催されていた競馬も行われなくなり、戦後再開や移転を模索したものの実現せず、そのまま廃止となったんだそう。その跡地が広大な公園になった。

JRAが運営している馬の博物館があって、今の天皇陛下が皇太子時代に雅子さんと来場された記念樹が入り口に建っている。オリーブの木で、やたらおいしそうな実がたくさんなっていた。

来年2月ごろにはここの梅たちが咲いてるのをぜひぜひ観たい。

 

梅の季節は三渓園よりも東急東横線の大倉山。梅の木の密度と種類の豊富さが大倉山はどこよりもすごい。花の季節には、お団子屋も何件も開くし、芸人さんもくる。大倉山の梅でつくった梅酒も売ってる。

大倉山とは、大倉邦彦さんという紙を商っていた会社の人(要はお金持ち、親戚には大倉陶苑を作った人などがいるらしい…)が、山の上に精神文化研究所という文化施設を建てたのでそういう名前らしい。今もちゃんと、山のてっぺんに、ギリシャ風らしいのだが、ものすごいごつい建物が建っている。中にも入れるし、市民グループの写真展や絵画展をやっていることが多い。そのまわりが梅園になっていて、ちょっとした山道ハイキングを楽しめる。山の周りの住宅街も、大倉さんとメンタル共有してるのか?アート作品のような凝った個人宅がたくさん建っていて、東横線の駅から5分なのにすごく非日常...。大倉山の駅を出たら、TERA COFFEE & ROASTER でコーヒーを買ってから、精神文化研究所へレッツゴーである。

 

でもま、来年は根岸森林公園にも行こう…とかやってると、年中花見ばっかりしてることになるけど… まあ いいか…。

世の中に絶えて桜のなかりせば春のこころはのどけからまし、とはよくいったもんだ、そして、春だけじゃない、桜だけじゃない…。

業平は一年中花見してても許されるご身分だったので、ちょっと意味違うだろうけども。